• 浜松町から羽田空港まで徒歩で歩いてみた。


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先日、浜松町から東京モノレールゆりかもめの線路下を女の子のスカートを覗く様な心持で歩きました。ウソです。本当は、建設中の第二ターミナルを痴情から、いや地上から見てみたくて歩いてきました。最近東京モノレールによく乗るのだけど、そこから見える風景が工場とか線路とか標識とか面白くて、歩きたいと前から思っていたのです。ルートとしては、下記の通り。

以下、記憶がある部分のみ順をおって。

浜松町駅天王洲アイル

当日は湿度の低く、天気も良かった。飲み会の後という事を除けば凄く良いコンディションだったように思える。浜松町から、まずは、海沿いに出ようとに竹芝方面向かった。途中、東京都産業貿易センターでドールショウ28というイベントで凄い人だかりだった…。ああ、オンリー系のイベントで並んでるオレって昔外側から見るとこんなだったのだなぁ…という懐古モードが軽く発動しかけたが、そのようなアレは本日の本懐ではなかったのだった。事前に確認していたので、首都高(または316号)の下をとりあえずは海沿いに行く事に決めた。東京モノレールへは芝浦埠頭近辺でぶちあたるはず。歩くことのモチベーションは、まずは風景によってもたらされる。竹芝桟橋から芝浦までは、ちょっといいとこだ。駅からは遠いが東京湾を臨めるし、風も気持ち良い。モノレールやゆりかもめからだと街中をすり抜ける一瞬だが、この辺りはタワー型マンションが多い。自分と逆に浜松町方面に歩いてくシニアな人は多分このへんに住んでいる人かなぁ手ぶらだし。にしても暑い。そんなこんなで竹芝を過ぎ、ゆりかもめが1回転していく辺りを過ぎると、段々人もまばらになってくる。天王洲アイルが近くなり、ゆりかもめがレインボーブリッジ方面に行くのを過ぎると、今度はモノレールが頭上に現れる。人生で初めてモノレールを下から見たけど、あんな巨体がすり抜ける割にレール下に歩行者をガードするものはほぼ皆無なのに驚く。

天王洲アイル〜流通センター

JAL本社を過ぎると、海沿いを走るモノレールを左手のビルのスキマからみやりながら実に単調な道路が続く。このころには、既に「モノレール乗れば良くないか?」という至極真っ当な疑問が頭に過ぎり出す。時刻は1時過ぎ。浜松町を出たのが11時なので、既に2時間歩いている計算だ。暑い。周りはオフィスばかりで閑散としている。喉もかなり渇いた。だがコンビニは大分前に通り過ぎた。文明が、文明がない…。何よりこの風景の単調さが我慢出来ない。そこで左手の海沿いに(記憶が正しければモノレールから見ると中州のマンション群があるほう)ある陸橋を渡った。今グーグルマップを確認したら大井ジャンクションの手前の方にある陸橋だったようだ。京浜運河が右手になっていたということだ。モノレールから見ると、森と住居が一緒になって歩き易そうなこのあたり、実際あるいてみると最初の方は結構身舗装エリアで、かなりあるきづらかった…というかモノレールが遠のいてしまった。僕の道標は実はアレしかない。そのまま京浜運河を下っていくと段々モノレールが右側の倉庫外に吸い込まれていくように見えるポイントまで着た。だがグーグルマップだとまだ京浜運河とモノレールは併走している…。結局中洲側から品川方面に渡してある陸橋を品川に渡ることにした。海沿いぎりぎりを再び東京モノレールを上にして歩き、大井競馬場に到着。当然と言えば当然なのだが、実は大井競馬場には厩舎及び競馬場があるため、ここから流通センターまで壮大な迂回が始まった。

大井競馬場の左側に身ながら高速道路沿いに歩くと今度はルートが大きく左右に分岐する。右側は平和島競艇場及び水族館、左は流通センター方面となる。最短ルートは左、というか道なり。当然左を選択。だが、流通センター付近を歩くにつれだんだん怖くなってきた…というのも、人気のない橋の下にはグラフィックアート的な落書き、ばら撒かれたゴミ、人気の無い一本道、これ、何かあっても誰も助けてくれんよな…つーか東京にこんな未来のデトロイトのようなところが…と思った時には、分岐ルートに復帰しようと道を戻り始めていた。今から思えばチキン過ぎる。分岐ルートに復帰後、競艇場の「世界は一家、人類は兄弟 笹川良一」という大書を見ながらしばし橋の上でやすむ。橋からレースをただ見してる人がパラパラいた。まっすぐ行くと、流通センターに回れる交差陸橋に到達…アレ?さっきこえーと思って引き返したエリアを右から回ってきただけだ…ということはまたあの人気無いエリアを(略

流通センターまでが酷く遠かった。しばらく休憩。アクエリを飲む。

続く。