ステレオタイプな認知をされること

そういえばこの前、非ヲタな人達と飲む機会があったがその人達は僕のことをヲタクだと知っているので、酒の席と言うこともあり色々と突っ込まれた。こちらとしては「それは違う」とか「まぁそんなこともある」とか、彼らのテレビや雑誌などから得た情報について色々話したが、総じて大分歪んだヲタク像をイメージしていたらしい(秋葉原に週2から3日は行く、とかそんな感じ)。で、彼らのイメージが僕1人の説明で変わるはずもなく、そんなもんだと半ば諦め気味になった。これを電車男以後のマスコミ報道のせいだ!と思うのは簡単なんだけど少し立ち止まって考えてみたい。今、野村総研や浜銀総研(横浜銀行総合研究所)の「萌え市場」レポートなどを根拠に、テレビや週刊誌などでヲタク関連の情報は増えている。ヲタク側はそれらに大分冷めているのだろうけど、明らかに普段アニメにもラノベにも接しないような人々がそうした情報を得る可能性が増えた事は間違いない。結果、ステレオタイプではありながらもヲタクに対する情報量は増えたし、ついうっかり、そういう文化にお金を払う人も出てきたと思う。それで、冒頭の歪んだイメージの話に戻るけれど、マスコミが情報量を増やすことで言えるのは、凄いステレオタイプな理解がすすむ、ということ。その結果、非ヲタク(線引きは難しいけど明らかにそういうのに興味無い人ね)とヲタクの出会いはそれほど幸せでもなく、むしろツライ。ヲタクと人括りにされてそれ以外の属性は殆ど鑑みてもらえなくなったりする。だけど一方で「つい、うっかり」にしろ何にしろ、外側から見た「萌え産業」に、彼らのお金が少しでも多く投入されて、結果自分の買う商品・サービスが充実していったりすればそれは所謂トレード・オフの関係なのかな、と思ったりもする。勿論、いざ対面した時に歪んだステレオ・タイプを提示されて「こういうのがヲタクでしょ」というラベリングをされた時にそんな事を考える余裕は無いと思うけど。今回の話の盲点として①マスコミの情報量と市場の拡大に関連した統計的裏づけが無い②そもそも一般人と付き合わなければそもそもトレード・オフでも何でもない。一般人と付き合うのをやめろ、などがあるが、話が止まってしまうために考えから除外した。

追記:③それはあんたの外見と言動が気持ち悪いからだ、ヲタクでも一般人に受け入れられている人はいる、という話も除外!