サブアカウント取得と移行について

PC買い替えに併せて現在のPCの情報(iTunesのデータ、セッション)等を移し変えているさなか、こちらのブログの情報も移しかえようと思っていたのですが、このアカウントのパスワードを忘れる⇒登録用のhotmailのパスワードを忘れる、ログインパスワードが不明、そうこうしているうちに旧PCの電源ユニットが壊れるなどが重なり上手く移行出来なさそうなのでサブアカウントをselimとは別に作成しました。

今後も見ていただけるようであれば下記をご確認頂けると幸いです。ダイアリーはこれから作成する予定です。このブログ情報はエクスポートしてid:slmのダイアリーに引き継ぎたいと思います。

読んだもの

以上全て川原礫著。
聴いたもの

見たもの

  • MADMEN Season 2―3
  • the Dark knight―Christopher Nolan

肝心のトクヴィルは全然終わってない。

アクセル・ワールド。出ている本全部読み終わった。

マッドメン。既存顧客と見込み客を両方失う大ボケをかましたにも関わらず皆さんアメリカンに流していたのかと思いきや、実は尾を引いていたらしく、3巻ではダック(顧客を失う原因をつくった張本人)とドンの間の微妙な空気をロジャー(ドンの上司で元浮気性のパパ)が仲介、微妙に仲直り。ランチでじっくりお互いに話そうと促すダックに対してドンはさっぱりと午後は外出するから(実は浮気)と和解シーン自体はさっぱりと終了。だが、ダックが如何に自分から和解を切りだすのに苦労したかは話の最後で明確になる。アメリカ人、謝るのニガテ…。

ゲイリー・オールドマン、レオンの時あんなにイカれたシャブ警官だったのに今じゃ市警本部長様にして良きパパか。エンドロールまでゴードン=ゲイリー・オールドマンと気づかない。いや、無論ダークナイトについて。ザを付けるか付けないかで映画の売れ行きが変わるという話を昔何かの映画で見た気がするだが、勿論その映画にザが付いていたかどうか覚えていない。ザ・ダークナイト、2時間半。長い。所与の感覚、既視感が強い作品だった…見るのが遅すぎたせいで、ダークナイトそのものよりダークナイトのようなものを既にどこかで見てしまったからかなぁ…と思ったらウォッチメン先に見てたんだよね。ウォッチメンの方が後で出たのに、オレは後でダークナイト見ちゃったからリリース時期と自分の時系列が逆になっていた。本題。コントラストが強い映画だった。ガラス張りで海沿いの明るいオフィスシーン、一転、巨悪蠢く街と摩天楼、天秤に掛けられる市民と犯罪者、等などあらゆるところで対になる背景、キャラを綺麗に置いてゆく手捌き。あらゆる意味でリーズナブル。ハリウッドが正義を宙吊りにしようとするとここまで、力が入ってイクノカーと思って見ていた。何と言うのか、「正義を相対化したぜっ!」って力いっぱい。完璧な傑作すぎてポエトリーが微塵も無い。グラントリノを見た時のあの感じがよみがえってきた。有無を言わせない傑作がこの世には存在するしダークナイトもその部類のような気がするが、オレは有無を言わせてくれる傑作が好きだと言う話

  • 坂本真綾について。坂本真綾のベストアルバムが出た、らしい。まだ買ってない。坂本真綾のリスナー(サンプル:オレ)が坂本真綾の曲から読み込んでいるのは、己自身と歌詞に描かれる「ボク」…ではなく、己自身が見たアニメと歌詞から想起される「とあるアニメのワンシーン」との間の振幅なのだと思う。じゃあそれは何なのか、と言われると坂本真綾聞いてくれとしか言えないけども、少なくとも坂本真綾の芸歴と歌詞で表現される絶望と希望についての表現は、彼女自身が見た風景=オレの見ている風景というより、彼女がアニメから想像する絶望と希望=オレが思い出す「とあるアニメのワンシーンでの希望と絶望」という感じがするし、しっくりする。主に少年アリスを聴いてなんとなく考えたこと。
  • 音楽について感想を語る時に、リスナーべったりな自分が感じる壁は、音楽は肉体と不可分であるという点だと思う。僕はどう考えてもこのようなタイミングで、弾けないし叩けない。そこで言葉を紡ぐ力が萎えていく。そこまでは、体験至上主義者の勝手な思い込みかもしれん。だが、20年以上リスナーを続けていると耳も実は腐っていて音もそんなには拾えていなくなってるんだよなぁ。読めるものしか理解出来なくなっている。

前回の続き。

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流通センター〜大田区

流通センターで休むと再開。モノレール下に復帰し、倉庫に囲まれた道を快調に進行出来たのは15分くらい。海上を飛んでいくモノレール、岸壁から呆然と立ち尽くしながら眺める。またも迂回。東京流通センターの横面積をまるまる歩き、再度首都高下復帰…出来ない。首都高下行けない。海沿い、モノレール、首都高下を諦め陸地の大田区をつっきるコースへ。位置確認。どうやら羽田小学校から天空橋へ回れるルートがあるらしい。民家をつっきっていると、ゴールデンウィークサービス中のパパの頑張り、神妙な猫の厳しい視線と神妙な犬のあくび、平和だ…だがオレは平和じゃない。というかかれこれ4時間以上歩いているが、そろそろ不審者だなオレ、足を引きずりながら携帯をカチカチいじりながら、息が荒くなっている革靴を履いた男が5連休中に一心不乱に割合早歩きな男を逮捕する警察がいても文句は言えん…。ようやく、羽田小学校を過ぎ、川にルートを阻まれ荏原製作所羽田工場付近のコンビニで一息。あ…モノレール久しぶり。

天空橋羽田空港第二ターミナル(建設中)

環八通りから311号線に。天空橋駅を通り過ぎ、いよいよ空がひたすら広がる空港エリアへ。天空橋を通り過ぎ、第二ターミナルへ向かうにあたり311号線の右側だと海沿いなのだが、僕は途中で左右へ渡れる場所があると考え左側の歩道をとぼとぼあるいていたのだが、全然そんなものは無かった。行く人がいるかは知らないが、天空橋駅から羽田空港見物に行くならモノレールと第二ターミナル@建設中に興味が無い限りにおいて右側歩道を勧める。にしても周囲数キロメートルに渡って背の高い建物が無いため、急に景色が広がりだすのはすげー。あと、意外と人いる。もちろん海沿いの方だけど、自転車で乗ってる人もいる。第二ターミナル付近まで歩いたあたりで羽田方面から人が…まさかこの先通行止めなのか…?と嫌な予感を感じつつガードレールギリギリまで寄せなければお互いを避けられない歩道で
歩行者をやり過ごす。そして、立ち止まる。埃っぽい黄砂が頬を叩く中、また迷う。天空橋駅から羽田なら10分かからないぞ…しかもこの先通行止めなら…まぁでも通行止めなら引き返そうと、また歩き出す。そしていよいよ京急と合流する予定の羽田空港第二ターミナル建設地着。うぉー現代の景勝地血税の塊それ即ちコンクリート!建設中でビニールがかけられた新車感すら漂わせるベンチも含めてここは今オレだけのもの!という感慨なんぞ何も無い。狭い歩道から眺めるだけだし当然建設中のエリアには入れない(警備で立ってた人に一応ネゴって中入らせてくれって言ってみたけど)。途中、現住所を示す縦書きの標識があったが第二ターミナル付近は「大田区羽田空港二丁目6」。羽田空港二丁目かーつーか丁という単位で区切る利便性ってあるのか。京急空港線もまだ作り中で、いくつか線路が繋がって無い場所がある。天空橋から羽田空港だとモノレールは第二ターミナルにまだ通らないようだが、羽田空港から天空橋を通る時は第二ターミナル通れるみたい。結局歩道をうろうろしつつ、排ガスと黄砂、突風に揉まれながらあれこれ眺めつつ見物終了。地図では確認していたが、いよいよ新整備場への直結ルート、即ちトンネルへ突入。

羽田空港


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地図上、311号が点線で途切れてるところがトンネル。当然だが、公道のトンネルは始めて歩く。まず、足元が悪い。全然人が入らない(多分)のため、湿気と砂が混ざって足元がヌルヌルし滑っていく。柵があるとはいえ、これ滑ったら車道にポロッと落ちれるな。落ちたく無いけど。次、車の通過時の反響音が鼓膜を振動させ続ける。暗いトンネルの中に1人、というシュチュエーションがかなり不安だがそれに加え車のエンジン音が背中を襲う。無意味に汗をかき、気づくと走りだしていた…や、ほんとコワイあそこ。ようやく新整備場ANAビルの裏を回り再度短いトンネルをくぐり、ついに…羽田空港。遠かった!つかれた!喉渇いた!カロリー使った!カロリー回復、カロリー回復!猛然とスタバへダッシュ、激甘のキャラメルフラペチーノにどばどば砂糖をドバドバ投入、ものの3分くらいで空港を歩きながら飲み、さらに地下のマックでエルエルセットで本日の消費エネルギーを130%程回復する。ああ…疲れた。

帰宅

帰り。モノレール。歩きで苦労した道もあっという間に過ぎていく。東京でもお台場方面が近未来都市っぽい場所なのに対して、羽田方面というのは純粋な機能だけを剥き出しにしている。歩いていく中の実感として、例えばモノレールを渡してあるベイエリアのマンション、中州の公団、細かいパーツを作っている工場地帯と空港関連施設の除けば、人が歩くようには設計されていない。ただ移動と輸送に特化された土地の置き方になっている。流通センターから大田区の工場群、水処理上、そして空港。そうして無理やりいろいろ詰め込んでいる土地の隙間は、時代に取り残された風景が広がっている(大田区羽田の人すみません)。何年も改築されない朽ちっぱなしのコンクリート建築や、放置された空き地等など軽くタイムスリップしたような気すらする。ちなみに、平和島〜昭和島ルートでの川沿いではバーベキューしてたり、多分お金のある人だと思うがモーターボートを走らせていたり、釣りをしたりマラソンをする人がたくさんいた。オイオイすげーぜオレが5時間半歩いて来た道ってモノレールだと25分とちょいだぜ。

  • 浜松町から羽田空港まで徒歩で歩いてみた。


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先日、浜松町から東京モノレールゆりかもめの線路下を女の子のスカートを覗く様な心持で歩きました。ウソです。本当は、建設中の第二ターミナルを痴情から、いや地上から見てみたくて歩いてきました。最近東京モノレールによく乗るのだけど、そこから見える風景が工場とか線路とか標識とか面白くて、歩きたいと前から思っていたのです。ルートとしては、下記の通り。

以下、記憶がある部分のみ順をおって。

浜松町駅天王洲アイル

当日は湿度の低く、天気も良かった。飲み会の後という事を除けば凄く良いコンディションだったように思える。浜松町から、まずは、海沿いに出ようとに竹芝方面向かった。途中、東京都産業貿易センターでドールショウ28というイベントで凄い人だかりだった…。ああ、オンリー系のイベントで並んでるオレって昔外側から見るとこんなだったのだなぁ…という懐古モードが軽く発動しかけたが、そのようなアレは本日の本懐ではなかったのだった。事前に確認していたので、首都高(または316号)の下をとりあえずは海沿いに行く事に決めた。東京モノレールへは芝浦埠頭近辺でぶちあたるはず。歩くことのモチベーションは、まずは風景によってもたらされる。竹芝桟橋から芝浦までは、ちょっといいとこだ。駅からは遠いが東京湾を臨めるし、風も気持ち良い。モノレールやゆりかもめからだと街中をすり抜ける一瞬だが、この辺りはタワー型マンションが多い。自分と逆に浜松町方面に歩いてくシニアな人は多分このへんに住んでいる人かなぁ手ぶらだし。にしても暑い。そんなこんなで竹芝を過ぎ、ゆりかもめが1回転していく辺りを過ぎると、段々人もまばらになってくる。天王洲アイルが近くなり、ゆりかもめがレインボーブリッジ方面に行くのを過ぎると、今度はモノレールが頭上に現れる。人生で初めてモノレールを下から見たけど、あんな巨体がすり抜ける割にレール下に歩行者をガードするものはほぼ皆無なのに驚く。

天王洲アイル〜流通センター

JAL本社を過ぎると、海沿いを走るモノレールを左手のビルのスキマからみやりながら実に単調な道路が続く。このころには、既に「モノレール乗れば良くないか?」という至極真っ当な疑問が頭に過ぎり出す。時刻は1時過ぎ。浜松町を出たのが11時なので、既に2時間歩いている計算だ。暑い。周りはオフィスばかりで閑散としている。喉もかなり渇いた。だがコンビニは大分前に通り過ぎた。文明が、文明がない…。何よりこの風景の単調さが我慢出来ない。そこで左手の海沿いに(記憶が正しければモノレールから見ると中州のマンション群があるほう)ある陸橋を渡った。今グーグルマップを確認したら大井ジャンクションの手前の方にある陸橋だったようだ。京浜運河が右手になっていたということだ。モノレールから見ると、森と住居が一緒になって歩き易そうなこのあたり、実際あるいてみると最初の方は結構身舗装エリアで、かなりあるきづらかった…というかモノレールが遠のいてしまった。僕の道標は実はアレしかない。そのまま京浜運河を下っていくと段々モノレールが右側の倉庫外に吸い込まれていくように見えるポイントまで着た。だがグーグルマップだとまだ京浜運河とモノレールは併走している…。結局中洲側から品川方面に渡してある陸橋を品川に渡ることにした。海沿いぎりぎりを再び東京モノレールを上にして歩き、大井競馬場に到着。当然と言えば当然なのだが、実は大井競馬場には厩舎及び競馬場があるため、ここから流通センターまで壮大な迂回が始まった。

大井競馬場の左側に身ながら高速道路沿いに歩くと今度はルートが大きく左右に分岐する。右側は平和島競艇場及び水族館、左は流通センター方面となる。最短ルートは左、というか道なり。当然左を選択。だが、流通センター付近を歩くにつれだんだん怖くなってきた…というのも、人気のない橋の下にはグラフィックアート的な落書き、ばら撒かれたゴミ、人気の無い一本道、これ、何かあっても誰も助けてくれんよな…つーか東京にこんな未来のデトロイトのようなところが…と思った時には、分岐ルートに復帰しようと道を戻り始めていた。今から思えばチキン過ぎる。分岐ルートに復帰後、競艇場の「世界は一家、人類は兄弟 笹川良一」という大書を見ながらしばし橋の上でやすむ。橋からレースをただ見してる人がパラパラいた。まっすぐ行くと、流通センターに回れる交差陸橋に到達…アレ?さっきこえーと思って引き返したエリアを右から回ってきただけだ…ということはまたあの人気無いエリアを(略

流通センターまでが酷く遠かった。しばらく休憩。アクエリを飲む。

続く。

最近の出来事。

  • とある学校の同窓会に参加した。

同窓会というか、飲み会に行った。既婚率と喫煙率が8割を超える飲み会って始めてだわ。いくつか確認しておこう。現代ジャパンにおいては、1990年代後半より情報化+消費社会の本格化の到来による個人の嗜好、価値観の多様化から全面化したことにより結婚誓約のコストは、心理的、肉体的、金銭的に以前とは比較にならない程跳ね上がっているのである。それに、リーマンショック以降生じた不況が追い打ちをかけ、金銭的なコストは持たざるものと持てる者の格差をますます明確にしているのである。また、喫煙についていくつか補足しておかねばなるまい。現代において、喫煙とはいかなる意味においても有効性を見出すことの出来ない、本質的に嗜好品として捉えられ…いや、もうどうでもいい。そのような一般論はどこで通じる話なのかということである。つまり、我ら同胞はそうしたセオリーなど軽々とすり抜ける、かの浅田彰氏が指摘した、現代のスキゾキッズであったということである。しかも面白いのは、どちらかと言えばヤンキー文化圏内の生息者と見られていた女性陣が何故か大変かたーいご職業の旦那様といらっしゃったというところである。世界の周縁にいるワタクシのごとくひ弱なオタより余程きちんとされているのである。ある面ではそれは理解出来るところもあり、どちらかと言えば彼女らの方は既に1回転した後、やはり現実に向き合われているということである。ワタクシにはそのような覚悟は無いのである。

一方で、非ヤンキー文化圏ご学友の皆様は多くがご結婚していない。最近長年連れ添ったパートナーと別れたと語る人々が一様に「何かが違った」「価値観が違った」と言っていた。これは先のヤンキー文化圏の人々とは実に対象的だと思う。ヤンキー文化圏(と私が思う人々)は、全然縁の無さそうなかたーいパートナーとでも結婚するが、そうでない人々はそもそもそうした「結婚」とか「出産」を選択可能なものと捉えているように思える…とかなんとか、悦に入っていたのは私の加速時間(アクセル・ワールドを読んでくれ)の1.8秒くらいの出来事に過ぎない。実際には、僕は「変わってないっすね!○学生から変化ないっすね!今でもアニメとか見てるんですか?そうですか…ところでスピッツとかしんみりするのでやめにしてレディー・ガガとかいっちゃってイーですか?」とか散々に、思索することと発話することのギャップに取り残されたまま己の至らなさにざんげした後ラオケに行くことになり文化の違いどころではない人種の壁を感じた。あースピッツとかダメなんだ、くるりもだめ、マッキーもオレが歌うとダメダメっちゃうんだなぁ…。