A CLOCKWORK GRUNGE - 担当:しまけんvia:ARTIFACT@ハテナ系idトラックバックがコワイ)
上の文章を一通り読んだ。クリティカルな文章だったので引用しておく。

でも絶対あると思う。「俺レビュー書いてるもん。これは消費じゃなく創造ですよ」っていう言い訳で無意識に自分を正当化してる部分が。一日中テレビ見てて学校にも行ってねえ、フリーター街道まっしぐらだけど、俺レビュー書いてるもん、これクリエイティブだもん、みたいな。


自分にとっては本を買ういい訳がブログなんだろうと気づく。我ながら良い言い訳を思いついたもんだ。

だから歯止めかけるためにはてなダイアリーじゃレビュー書かないの。ここだと気軽に書け過ぎちゃって本当にリミッター外れちゃいますから。「ボリュームのあるレビューをトップページに更新することしかしない!」と自分で制約を作ることで、「ほら、こんな馬鹿みたいに沢山CD買ったって、結局レビューも書けねえだろ」と消費生活にブレーキを掛けるイメージ。


沢山何かを買っても確かにレビューは出てこないな。というか、書けば書くほど自分の浅さを実感する。そして色々見聞して深めようと思うが、そうこうしているうちに本はどんどん世に出てくる。自分に限って言えば、深く掘り下げることも、旬の本を追うことも中途半端なのが実情というところ。なかなか難しい。

そのこと自体はそうしたツールを開発して、馴染んでしまった人間の宿命ということで、批判しても仕方ないなと思うんだけど、でも個人個人がどこかでやっぱ歯止めをかけていかなきゃいけないのかな。少なくとも、僕は今後もゆっくりゆっくりレビューを更新していこうと思います。消費ベースではなく、感情ベースで。


そうありたいと思う。でもそれには本を読むだけじゃ足りない何かがきっといるんでしょうね。ますます難しいです。

だって、なんか寂しいじゃないですか。昔のメンタル系サイトとか、確かに鬱陶しい部分も多々あったけど、あそこにあったのは作者vs読者の二項対立ですもんね。今の(うちのサイトも含めた)レビュー氾濫の裏にあるのは、消費財vs読者の二項対立ですよ。もっと極論すれば、消費財vs消費願望の二項対立。いや、ここまで来ると何も対立してねえな。寧ろハーモニーじゃん?
「人」が。其処には圧倒的に「人」という存在が希薄じゃないですか。そんな未来は真っ平ごめんだよ。


カッコ良すぎです。ちなみにこの方のレビューもいくつか読んだけど結構面白いと思いました。ただ自分の好きなアーティストが、アルバムレビューでボロボロに言われていたので萎えましたけど。


まぁブログが本を読むいい訳にならないように気をつけたいです。とか言って全然更新してないけど(笑)