たくさんの本を、事前情報も無しに目前にするのはカラダにココロに毒だ。たくさんのマンガがある。ラノベがある。そして自分が知らない無数の本がある。だが、何を手にとって良いのか僕には判別出来ない。右なのか左なのか。読んだことが無い作家ならチャレンジか。読んだ事がある作品の続きならリスクフリーか?どうだろう。そしてまだ昨日には無かった本がおいてあることは不安を惹起する。僕には道筋がきちんと分かっているのだろうか、僕が欲しいらしい本への道筋が。どうやら目的地すら定かではない。そして、足が向いた先にある場所にたどり着いてもまだ不安は残る。このメイドの女の子が主人公の本に対して果たしてどの程度のリテラシーを僕は持ちうるのだろうか。言い換えるなら、僕はコレを楽しめるのだろうか。いや、楽しめてしまうことが問題なのではなかろうか。結局、何も買わないで大抵本屋を後にするのが通例だ。わずか5分足らずの妄想である。