「テヅカ・イズ・デッド」からラノベと関連しそうなところを探してみる

この前から改めて再読していたら色々気になったので抜書きしてみようかと。まぁ今日は抜書きだけに留めて、後で自分なりに個別に注とか現状認識くらいでも入れられたら良いなくらいで。

つまり、ガンガン系の作品群・雑誌群と、それ以外のマンガの間には「断絶」が存在しているといっていい。彼らはガンガン系の存在自体は知っている。知っているが、たとえば「近年のマンガ」という主題で語る際には話題の対象から外す。それも、無意識的に除外されているようだ。

(中略)

ガンガン系の作品群は、なるほどくだらない。絵も決まり切った絵柄ばかりである。ストーリーは薄っぺらで、人間は描かれていない。だが、そうした批判的言辞は、すべて「マンガ」の外から、「マンガ」に対してなされた紋切型の反復なのではないのか。
テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へより引用。以下断り無い限り本書より引用。

いがらしは、東のこうした論考の発表に五年先立ち、「物語」の終わりをいい、その後にくるものとして「データベース」という概念を提出した。東のモデルを参照しつついがらしの発言を見なおすと、「作品」を統御する超越的な一点として「物語の話者」をとらえることの限界が指し示されていることがわかる。

あーまだまだあるんだけどとりあえず疲れた。寝ます。