最近の出来事その1。

  • ここ二ヶ月程無気力状態継続中。ただ鬱等とは違って、仕事以外は特別何かする気が起きないというだけ。ただ間抜けな事をする元気も無いので、相変わらずツタヤに言って何かCDとDVDを借りて、前者をiTunesに取り込みつつ後者をゆるゆると眺めていると一日を終えている。最近は視聴系に関して大分趣味が変わってきていて、音楽は人間の肉声が入らないものなら何でも良く映画は完全に洋画・またはテレビシリーズものにシフト。本は殆ど読まない。
  • 二ヶ月間を振り返って見ると、以外とテンションのアップダウンについての記憶は鮮明で、5月については梅雨ダルーって感じだったが(サイタマはねっとり熱く、電車に乗るとそれはもう熱い。電車中で気絶したりした)、6月は例の事件http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E8%91%89%E5%8E%9F%E9%80%9A%E3%82%8A%E9%AD%94%E4%BA%8B%E4%BB%B6

のジャスト一週間後に秋葉原に連れて行かれて勝手に落ち込んでいたりした。

  • 秋葉原に行った用というのは、友人でアレな仮装をする人がいるので付き合いでお付きのカメラマンとして引率したというだけです。カメコデビュー。会場につくとキャノン砲みたいなカメラを持ってる人がたくさんいたのと、あと自分のデジカメに引け目を感じましたええ感じましたとも。
  • 気づいた事としては、短時間でベストショットを発見するのってエライ技術デスネ、ということです。例えば、光が当たり過ぎると顔の立体感が強調されすぎて、コスプレしてる人の「キャラっぽさ」が失われますが、かといって光が無さ過ぎるとボケボケになっちまいます。これが難しい。こういうのってやるまでは単純にカメコキモイと思うだけでしたが、やってみると年季の差を感じました。あと目線とかポーズとかも撮る側があいの手を適度に入れないといけないので(「こっち目線おねがしまーす!」というアレ)でそれも大変です。僕はモタモタと3秒くらいかかってやっと一枚でした。まぁいいや。
  • あと撮られる側も色んな層がいて「不特定多数に撮られたい」「仲間内で撮りたい」「単純に記録したい」みたいな層に分かれていたように見えました。前2者が比較的多めで、3番目は少し少ない印象でしたが、やってる側の真剣度はこの人達に強く伺えました。まぁ皆真剣なんだけども・・・。引率した人は3番目でした。余談ですけど僕は「写真一枚撮るたびに疲れた表情」をするらしく(全然そんな意識無いんですが)、会場で罵倒されておりました。
  • それがひと段落したので、UDXとかとらのあなとか行ったり事件の現場を見ました。その時はまだ一週間しか経っていなかったのですが、もう献花台は花やら何やらで一杯でした。正直こういうものを目の当たりにした時の感覚は一様ではないです。勿論ちょくちょく遊びに行く場所ではあるので、他人事ではないですが、涙を流しながら手を合わせている人を見ると「よくそこまで秋葉原と自己同一化をはかる事が出来るな・・・」と違和感を覚えてしまいます(皮肉ではありません。その人にはそうする理由があるはずなので、非難してるわけでもないです)。かといって、携帯電話のカメラでそれをレコードしたり、当て推量で気軽に議論出来る気分でもありません。僕はこういう時常にどっちつかずの気分の襲われるので、被害者に自己同一化しつつ野次馬でもあるような実にいやな感覚だったということだけ、覚えています。
  • 最後は秋葉原セガギーゴでギルティギアアクセントコアをやって帰宅。アルカナ2もあるし、戦国BASARAもあるのに未だにギルオタです。
  • 音楽と映画について少しだけ。音楽はアニソン成分が完全に減退してPerfumeを中心にした打ち込み系+ジャズ+洋楽という感じ。PerfumeつながりでCapsuleもかなり聴いたけど、気に入ったのはFRUITSCLiPPERだけ。なんでかな。映画、というか映像系は殆ど洋画。往年の名作系もかなり見たけど、5月と6月はtheLWorldでほぼ消化してしまった。theLWorldについては、いちいち同性愛がどうたらという視点よりも女同士の恋愛はこうだ、という主張が全面に出ていてそれが良い。特に第2シーズンでマークという男性のフィルムメーカーがレズの生態を隠しカメラで撮影するというエピソードが出てくるのだけど、彼がそこで単純な下心から同性愛のあり方そのものに興味を移すあたりが個人的には記憶に残った。その後の、女性側の代弁者としてジェニーというキャラがフェミニズム丸出しで隠し撮りを行ったマークを罵倒していくシーンをその後に加えていく辺りも緊迫感がある。マークが心底から懺悔していく一方で、決してそれを許さないジェニーを写しているところから伺えるのは、ピュアなフェミニズムの発露というより、「(男と女は)分かりあえない(だから理解が必要)」という訴えだと思う。ベタですが。エピソードによって脚本的なクォリティのバラつきがあるのがやや残念。その他ゼアウィルビーブラッドが公開されるのに合わせてマグノリアを見たり、SFに目覚めてマイノリティ・リポートを見たりした。あんまりこのあたりの好みは変わってない。

最近出来事その2

  • この間靖国神社でみたままつりがあったので最終日友人と遊びに行ったのだけど、そこで「25を過ぎて結婚を考えないのはヤバイし、万が一付き合って半年とかで別れてるようなペースだったらお先真っ暗だと思う」みたいな事を言われる。ああ、そうかよ!リア充氏ね!と、ネタとしてやり過ごす事は簡単だったが、実際話として重くて萎えた。と、同時にそういう話は女性の方が切実に考えてるんだなと思った。実際友人はまだ結婚していないけど、あと2年くらいしたら結婚するし、はっきり子供も欲しい!と言っていた。すげえ。だから彼氏が学生な事に不安を覚えて入るらしい。以前角田光代の小説を読んでいた時にエコノミカルパレスという短編集があって、まるで金の事を考えないダメ人間や下半身最低ダメ人間やらがいっぱい描かれていて、なんでネチネチこんなこと書くんだこの野郎!不愉快だぜ!(ノット野郎)と思ったものだが、その話を聞いて、やっぱり時間観念と経済観念が欠落してる男性は、ダメに見えるんだね多分。ともあれリアルセカイ系男子としては、純愛とか観鈴ちんとかポストモダンとかそんな観念が通用しないフィールドで疲れた。本当、リアルは広大だわ。
  • アニメリハビリアニメと題して功殻機動隊2.0を観てきた。良かった。そしてやはりこれがアメリカでヒットした理由が未だにつかめない。デジタルエフェクトでイノセンスと同じ琥珀色の色調に統一するというチャレンジがあったのが面白かったのと、改めてオリジナルの良さを再認識した。あとオレは常々90年代のアニオタだと思っているので、ネットワークと肉体とかそんな深遠なテーマではなくて、あのころ流行っていたセイバーマリオネットJとかKEYTHEMETALIDOLとかの関連から功殻機動隊という企画の必然性を考えて行きたいと愚考する。というかKEYとかは功殻の影響とかあるような気もするんだよなー話は全然オタ専アニメだけど。
  • あと思想地図とか読んだんだけどもう眠い。