ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)

ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)

で、一転安心して読める読書ですよ?「ボーイ・ミーツ・ガール」をテーマに7つの短編が詰まった短編集。うーん、上手い。特に力が入ってるわけでも無く、さらっと書いている。でも上手さがにじみ出てますね。こういうスタンダードな作法が身についている印象。道徳の教科書風味なお話を、ちょっとした設定で上手くアレンジしている。万人向け。読むのには1時間半くらいかかりました。お気に入りは「出席番号0番」という短編。にしてもボーイ・ミーツ・ガールと時間というテーマに話を絞ると絶対どこかで死人が出てしまうのはもう仕方無いのでしょうか。