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東京トイボックス 1 (モーニングKC)

東京トイボックス 1 (モーニングKC)

モーニングで連載されていたのを読んだときにパラ見したのをきっかけにちょくちょく見ていたのですが、お楽しみは後にとっておこうと思い単行本になるまで待とう、と思っていたら…終わってました…

まぁそれは兎も角東京トイボックスですが、自分的な位置づけは「働きマン」と「アニメがお仕事!」に連なる「業界裏街道モノ」(造語)ですね。華やかなイメージとは裏腹に、中に入ってみればまぁ泥臭い現場でキツイ、いや!でもオレ達がデカイことするぜー!というノリの作品です。僕は元来この手の作品に弱いので、結構手にとってしまう。

ストーリー
IT総合企業に勤務していた月山星乃が上司の嫉妬によってゲーム制作会社「G3」に左遷されるところから始まる。「G3」社長、天川太陽はかつてゲーム会社ソリダスワークスに在籍し、大ヒット作「ソードクロニクル」のディレクターを務めていたが、上司と喧嘩別れ。そののち現在の会社を立ち上げ現在に至っている。互いの背景を知る内に理解が深まる…はずもなく納期遅れの解消に奔走し、本社復帰を果たすべく奔走する月山に千載一遇のチャンスが訪れる。それは「G3」のオリジナル作品である「サムライ☆キッチン」の海外版制作であった。しかし…その流通ルートは天川太陽がかつて大モメした末に出奔してしまった、今や大企業の「ソリダスワークス」であった。果たして天川はこの海外版の制作に契約するのか?そして、月山は無事本社に復帰出来るのであろうか?続く。

かんそう
と、まぁ1巻はこんな感じです。イメージとして、「ソリダスワークス」は、セガスクエニを合体させて2倍くらいに巨大化させたような企業なんだな、とお考え下さい。セガっぽいなーと思った理由は天川の元同僚で現在重役である人が局長を務めるセクションの名前が「AM2局」だから。セガのAM2研を彷彿とさせます。

そして、その超巨大企業には比べ物にならない弱小制作会社が「G3」なわけであります。

まず、こういう分かり易い対比が大好き。踊る大捜査線みたいに硬直した官僚機構vsグダグダな現場という2項対立が面白かったけどアレに似ている。まぁこの作品ははなから勝負もへったくれもなく、大企業が圧倒的に勝っていて、それを揺るがせにしようなんていう現場では、勿論ありませんが。

2巻を読んでないので、まだ感想という感想はありませんが、天川さんの「魂が創った」「不親切」でも「自分で考える」ゲームが良いのか、それとも「看板」のデカイゲームが良いのか、その辺りどうなるのかなと思います(って本編打ち切られてしまったんですよね…ホントどうなるんだろうなぁ…)。あと、メインを張ってる人々がどうなるのかーみたいな辺りにも注目していきたい(けど本編が…ry)。サブも含めて結構創りこんでいたみたいなんで長く連載してほしい作品でしたが…。

なんにしても次の巻を見たら色々とまとめてみたいです。