記憶の掘り起こし―ガンダムW(ウィングだよワロスじゃないよ)

これを読んだ。
http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20060802#p2

Z の頃は「妹キャラキモいっていうか女キャラ全員 UZEEEEE」、ZZ の頃は「プル SHINEEEE、そしてハマーン KAKKOEEE」、V ガンは「なんだかしらんがとにかく女 KOEEEEEE、カテジナに至っては怖いっていうかむしろ SUGEEEE、カサレリア…」ってかんじでなんのかんのと盛り上がっていたものだ。そういうのとは、SEED(DESTINY?)の盛り上がりは、かなり違う気がするけど。

また君か。また君か。@d.hatenaDoodleのaboutを全部見たけど、年齢とかに関する記述も無く、わざわざメールで「おいくつですか」なんて聞くのも野暮だと思うので、普段見てる日記から想像してid:matakimikaの中の人はオレの中で年齢「20代後半〜30代前半」と勝手に想定して話を進めるけど(違ったらすいません)。ちなみに僕は20代前半です。

GからXが飛んでいて(お好みなら∀もだけど)
VガンからSEEDまでがちょい上の人だと印象に無いのか?、と思って意外だった。や、それが無いから不満とかでは無いっすよ。

オレくらいの年齢の人だと、ガンダムWはGガンの続きで惰性で見てたって人結構いそうだけど、ちょい上だとエヴァでかき消されてしまっているのかな。そう考えるとガンダムWって不遇な作品かもな。

確かに当時の印象でも周囲で見てた人は何故か女子が多くて(それも最初は理由が分からなかった)、「ガンダムを見る女子って何?」(今ではこんなこと言えない)と思ったものだった。それはもちろんオレのガンダム観が「ガチャポン」と「カードダス20」と「元祖SDガンダム」によって形成されたというかなり歪んだ出自を持つ事も影響しているのかもしらんが。

気になったんでwikipediaで調べてみた。

1995年(平成7年)4月7日から1996年(平成8年)3月29日まで全49話がテレビ朝日系列で毎週金曜日17:00 - 17:30にて放送された。また、ガンダムシリーズの中で最初に海外で放送された作品でもある。

えー。初代から放送されたわけでは無かったのか。ちなみにエヴァの放送時期は

1995年10月4日から1996年3月27日まで全26話にわたりテレビ東京系列で放送された連続アニメ作品、また続編あるいは完結編的な位置づけをされる劇場用アニメ。

ほぼ半年遅れで始まったエヴァだったけど終わった時期は一緒。当時を振り返ってみると、本放送の時はガンダムW一色だった気がする、自分の中では。

前作『機動武闘伝Gガンダム』が低年齢層のガンダムファンの掘り起こしを狙ったのに対し、本作はガンダムパイロットに複数の美少年を設定することで、『聖闘士星矢』や『天空戦記シュラト』、『鎧伝サムライトルーパー』といった美少年シリアスバトルもののファンを獲得することを狙ったものである。監督を『鎧伝サムライトルーパー』の池田成、キャラデザインを耽美的なテイストで人気の高い村瀬修功が担当し、女性層からも幅広い人気を得ることとなった。

あー聖闘士星矢もシュラトもトルーパーも全部見てたわぁ。

で、君は何がいいたいの?

や、何かいつも思うんだけどいつも思うんですけど95年近辺ってオレの中ではエヴァじゃねぇよという話。多分、そっから運命の別れ道が始まったと思うのだけど、オレは中高とインターネットとパソコン抜きで育ったのでアニメを視聴するか本を読むくらいしかオタクらしい生活ってなかった。

んで、エヴァエロゲーという東浩紀さんや加野瀬さんが言うようなオタクの歩き方をしていないので未だにエロゲーというものがピンときません。

そして、恐らくそういう歩き方をしなかった人、まぁこの場合は個人の話ですが、ガンダムWみたいなものからアニオタに派生していったオレは割と今で言う腐女子系の文化領域に踏み込んだ記憶があります。さっきガンダムW聖闘士星矢やシュラトやトルーパーといった美少年シリアスバトルもののファン獲得を狙った作品という話がありましたが、ガンダムWもまさにそういうニュアンスが感じられる作品でした。確かのっけは学園ものっぽい要素もありましたし、やっぱり男性キャラが絡む要素が多分にクローズアップされていたように思います(そのあたりうろ覚え、オレはリリーナが好きでした)。

さらに、これは個人の印象論の域を出ませんが、その後アニメをメインで受容した人とインターネット+パソコンをフル稼働させていった人ではオタクと言っても傾向が大分違ってくるように思います。例えば、オレはその後大学に入学しましたが、そこで出会ったオタクとの距離感はアニメはもはやメインでは無いという一事でした。つーかむしろkeyやleafの作品を知っている事の方が常識だったように思います。もちろん、大学や地域によってコミュニティによっても事情は異なるでしょうし、僕のいた場所がたまたまごった煮であった…という気もします。

で、ここでようやくSEEDの話に移るわけですが、この作品は主に女性を主体として盛り上がっていたように記憶します。それに対して、男性(のオタク)は、人によって立場はまちまちでしょうがあれはガンダムではなくてSEEDだよという態度が結構メインでは無かったでしょうか。もっと穏当でない人もいたと思いますが、メインとしては。どうだろう。あんまり自身無いけど。ちゆ12歳のSEED叩きが苛烈を極めていたのでその印象が強いせいもあります。
バーチャルネットアイドル・ちゆ12歳

本当に、どうしてこんなところに来てしまったんでしょう、このアニメは。

だけどガンダムWが個人的に印象付けられている立場としては別にあれもガンダムこれもガンダムなわけで、やっぱりSEEDもガンダムで一向に構わない。つーかガンダムって美少年が戯れるアニメじゃないの?いや、それはいい過ぎだけども。むしろ、今考えると何故あのころはガンダムWが「媚びている!」という糾弾を免れ、SEEDになってそういう話が出てきたのか。やっぱりネットとエヴァの存在が大きかったのだろうか。などと思う。

何か散漫になりましたが続きを書くかもしれません。ラノベストックが切れたので適当な話でごまかしております。おしまい。

関連
「ヤツがくる!」ガンダムWのセリフを使い倒す!
意外と多い名セリフ。「否!断じて否!」、「必要ないのだ!宇宙にとって貴様たちは!」、「バカは来る!」などなど全て子安セリフから引用。
selim・またはぬるいジロリアンの日記
でもこれだけ見ると、エヴァにハマりまくってる人だね。ごめんね。でもその後エロゲーブームはこなかったんだよ。