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アルバイト開始からはや一週間が経った。相変わらず万を超えるエロ本とのご対面が続いている。今日は午前中いつものように本からＤＶＤを取り外す作業をやり、午後から某デアゴ社の本を解体する作業に従事した。某デアゴ社については色々と解説がしづらいがwikiを参照して欲しい。多分一度は書店で見た事があるはず。⇒http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A2%E3%82%B4%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3
デアゴ社の本を解体する作業手順は以下の通り。
- 薄いビニールにカッターで縦に切れ目を入れる。
- 作業台にある本に切れ目を入れ終わるまでそれを繰り返す。大体20冊くらい。
- それが終わったら解体に入る。まずビニールを全て剥す。
- 作業台の上でビニールを剥した本（というか冊子とＤＶＤの固まり）をトンと叩いてやる。
- 冊子とＤＶＤ、それに表紙の紙とＤＶＤを固定するをダンボール片がバラバラになる。
- それぞれを所定のゴミ箱に放り込む。
- 以下繰り返し。
感想。キーファー・サザーランドの顔を見るのに飽きた。キャプテンピカードの顔に飽きた。美空ひばりの顔を見るのに飽きた。
あと。
何か肉体労働し続けているせいか、身体規律と時間同期の関係に考えがいって仕方がない。今日も相変わらず妄想はタバコを吸う休憩時間に生まれる。第一妄想。何故労働している時は作業スピードを作業が遅い仕事に回っても相変わらず疲れてしまうのか。またはそう感じるるのだろうか。どうもこれは周囲の忙しい同僚たちの様子がそう感じさせるのではないかと自己分析したが何か思いつき一発過ぎて何も得るところ無し。第弐妄想。何故休憩時間になるとオタは…じゃなかった人は元気に歩き出しますか？あれですか犬と一緒ですか。休憩！の一言と、時計の針が12時を指しているという聴覚と視覚の同時多発的な刺激によって人は日々ニュータイプへの道を歩んでいるという。何かこれも感覚の刺激に騙されてるんじゃないか。別に身体は相変わらず疲れてるわけだし。
その他漫然としたこと。
仕事に集中するにはテンポが必要。現在の仕事は身体を動かし続けなければならず、それとただ膨大な本を処理する歯車として人間は機能しているのでノルマもない（ある部署もある）。なのでキープムービングこそファーストプライオリティ。これを克服するために、まずは作業にリズムを付けた。タンタンタンタタン！とかほら格ゲーで人に入力のムズイコンボを聞くと必ず返ってくる変な擬音つきのアレですよ、当人以外には誰にも理解出来ない神テンポ。ヴァンパイアでダークネスイリュージョン練習した時のあの感覚。これによって次の休憩をひたすら待ち望むメンタルを回避出来ちゃう。次にひたすら何か知ってる曲を口ずさむ。これはベルトコンベアーがうるさすぎて誰の耳にも入らないので楽勝。もうなー聴かれてたら明日から行かないってくらいアレな選曲だった。ああ、あと最後に自分がバイト代で何を買うかひたすらイメージ。これは割とまとも。自分はバッグ買いたいのでバッグバッグバッグバッグバッグヴァー。まぁ限界あるないづれのやり方も。
そう言えば昨日のじいちゃんとはまた喫煙場所で一緒になり、色々会話した。以下内容。
- おうお兄ちゃん。ここ最近ずっといるねぇ。
- あ、どもです○○さん。
- そういやよ？
- はい？
- オレの孫がよ、わかんない事があるならケータイで検索すりゃあ良いっつーんだよ。あれだろ？ヤフーってのがあるんだろ？一発で出てくるの。
- はぁ。
- オレ、調べたいことあんんだけど。どうやってケータイで検索したら良いのかわかんねぇからよ。お兄ちゃん、若いしやってくれよ。
- あーいいですよ（カチカチカチ）。
- 悪いね。
- いやいや。
- それで何を調べれば良いんですか？
- あー昨日さぁ、お兄ちゃんの大学、なんつったっけ？あれ調べてみたいんだけど。
- あー（カチカチ）。
- なんつったっけ？大学？
- えーと（カチ）。
- 出てきたか？
- あ！
- どした？
- このヤフー、壊れてます！
- え？マジで？
- ええ、壊れてますよ！ヤバイ！修理しましょう！
- ホントかー…先月孫に選んで貰ったのを買ったばっかりだったんだけどな…。
- すいません、でも画面真っ暗ですよ…。
- そっか…。
- あ！そろそろ休憩終わりですね！行かなきゃ！
携帯の電源を一回切って真っ暗な画面を見せて、そのあと即効で電源を入れなおして誤魔化した。日本の老人はキャズムを超えてなくて良かった。孫よ。携帯でブラウジング出来る機種を買うなよ。そして、ごめんなじいちゃん。
