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- 作者: よしもとよしとも
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 1998/01
- メディア: コミック
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バブルも昔のこと。多分、ゼロ年代に登場する東京ゴーストのボディには、どんな忘れ去られたバブルの風景が宿るのか考えてみた。マハラジャ、トゥーリア、マーシーズ(田代まさしのタレントショップ)、ブティック・フルハムロード、なんかあんまり風景じゃないね。ロアビルまだあるしね。
ゼロ年代に登場する東京ゴーストって何だろう・・・と考えるとヲタ的には東京ビッグサイトかなとか。ベタ過ぎ?アレもいまやコミケ用のハコにおさまっているけど、造ってる時はそんな用途は夢にも思ってなかったんじゃないのかナァ。あと名前は忘れたけど青島元都知事が中止した東京なんちゃらって税金つぎ込んだイベントとか?繋がってるキーワードとしては臨海地域の開発計画。バブル期に出来た無茶な計画の残骸って感じがあの地域からは漂うんですけどね。失われた未来都市の残骸ですかね。有明とか台場とか。岩井俊二のスワロウテイルもそんな感じのエッセンスがあると思います。バブル+無国籍+近未来=次世代の東京みたいな。まぁ最近はデートスポットに収まっているしフジテレビもあるし別に景気悪い感じはしないか。はい、以上思いつき終了。
で、この本ですが、見所としては東京防衛軍より短編です。上手い短編漫画家ってあんまり商業誌で見かけないんですよね。やっぱり商売にならないのかなぁ短編って・・・。特に良いのは32歳の小学生の話と、元ロック少年の話です。絵柄的に、初期は大友克広の影響が強い。