ジパング (23)    モーニングKC

ジパング (23) モーニングKC

22巻をすっとばしてしまった。
荒筋
前回の戦闘で麻生先任曹長に誤射された菊池三佐はかろうじて一命をとりとめるも重症。医師がいない「みらい」では治療できないため、タラワからパラオまで帰投することになる。そして帝國海軍は角松二佐が「みらい」に帰還した事をつかんでしまうのだが…。

かんそう
この巻で角松二佐が軍人として自衛官として冷静さを欠く人物だということが浮き彫りに。大丈夫かこういう管理職で。またそれを作者自身があるべきこととして描いているのも不思議だった。あとは、パラオで如月と桃井一尉が接触した時の会話が興味深い。

今…私たちは「みらい」から離れました…望んだことではないにしても/ようやく兵器の呪縛から開放されたのです/囚人同然の生活ですが/私たちは戦闘員ではない自分を/見出していくと思います…

これはある乗員の裏切り行為によって「みらい」が帝國海軍に接収され、強制的に乗組員全員がパラオで拘束されたという状況を受けての話。確かに、戦争から降りるという選択肢もありだ。別に何の義務も無いし。まぁでも戦争もので、メンバーが艦から一時離れるとしても、またみんな再結成するのは機動戦艦ナデシコを見ていたオレには、揺るぎも無い確信である(何故アキトはメグミを選ばなかったんだろうか…)。大体まだメンバー散り散りにすらなっていないしな。乞うご期待。