新興宗教オモイデ教外伝 1 (1) (ガガガ文庫)

新興宗教オモイデ教外伝 1 (1) (ガガガ文庫)

ガガガ文庫のラインナップをパッと見た時にこれしか反応出来るところが無かったので買った。オモイデ教オリジナルは読んでいない。

結論から言うと地雷だったのだけど、地雷源に飛び込んだのは自分のせいだし、そもそもそこに地雷があると分かっていたのでかわしようもあったような気がする。原田宇陀児について、「エロゲーのライターの人」という事以外予備知識もなかったが、そう言えば涼本悠一のナハトイェーガーを読んだけどあれはあれで「普通」という印象だったから大丈夫!きっと!と思ったのが間違いだったらしい。いや、実にらしい文章だと思う。電撃文庫とかだともうちょい薄めてパッケージするであろうオタ自意識がもう全開で唸りを挙げていて、世間と自分の感性が見事に直結。「僕はこう思う⇒だからこうなる、またはこうする」の「⇒」のプロセスをもうひたすらに書き殴っているような。それも書き方だとは思うんだけどこれは油濃過ぎだなと。いっつも「エロゲーのライター」みたくラベルを貼ってあると構えちゃうんだけど、それは多分そういう叩き付けられたパッション!が、時としてしんどくなるためだと思われる。コントロールが無い。抑制が無い。何か出たトコ勝負感がありありと感じられて、それはコミュニケーションの手段として本なりメディアを見た時場合、ついていけない。

このところはエロゲーライターの本を手にとるようにしていたけど、楽しみ方も良く分からないので、そろそろサンプルケースとして読むのは止めておこうかな…。

以上。