次世代ゲーム機の開発、新人ちゃんの話、あと萌えとか。

普段から評価確定している作品しか手に取らない私としては珍しく買ってて良かったと思える作品、色んな意味で。

事前説明省くけど、次世代機でのゲーム開発で共同出資、共同開発を提案を受けたG3のパートナー企業の社長の、太陽がゲームシステムのパクリを指摘した時の啖呵が笑った。

今やゲームの中心はゲームシステム自体ではなくキャラクターです。

ユーザーが求めているのはいかに効率よくキャラを消費できるかということ―それが「萌え」の構造です。

となると斬新なゲームシステムなどむしろ邪魔。

すでに完成されたシステムを模倣したがユーザビリティが高い。

ゲームシステム自体はあくまでキャラへの感情移入を補完するためのツール―というのが我々の考え方です。

何だこの模範解答。にしてもゲーム業界でも萌えが従来の枠組みと摩擦を起こしてるのだとしたら(実際の開発現場はどうなんだろう)、まぁどこでも嫌われてるんだなと思った。萌えは既存ジャンルの枠組みといっつも衝突しとるなぁ。何かこのあたり俺はいくつか勘違いしていて、例えばアニオタにもキャラ類型度が高い作品を苦手とする人がいて、何故従来の作品とシームレスで無いんだろうとか思った気がしたが(人によってはこの何故とか言うなと言われそうだし議論があるのは知ってるし議論したこともあるが)、何かゲーム業界でも旧世代とキャラクターをインターフェイスと捉える層とあれやこれやあるのだね。ラノベラノベで、既存の文芸ジャンルからは無視されてるかジャンク扱いだしのう。キャラ類型を高める方法論というのも、いきなり出てきたわけではなく先達の蓄積があってのことだけどそれ言うと怒るのよ大体。余談。

あーあとゲーオタ界隈の派閥はよう知らないけどやっぱりアニオタとかラノ専とかと一緒で、萌え系支持層とゲームシステム重視派と萌えとゲームシステムとゲームシステムを接木するとか言ってしまう似非インテリ系という三派閥に分類出来そうだ。もちろん最大派閥は議論に参加しない一般消費層だけど。以上妄想終了。相変わらず新人ちゃんが良かった。