人類は衰退しました (ガガガ文庫)

人類は衰退しました (ガガガ文庫)

何も感想が出てこないラノベって久しぶりに読んだ。普段本読んだ時には気になったページの端っこを折り曲げているのだが今回は無し。ナッシング。ああ、でもそれが悪いというのではなくて感想が出ないくらい環境映像ライクな読み物だったということです。深夜テレビとかである、ヒタスラ海外の映像垂れ流してるアレ。またはARIA的な何か。小説、という意味を帯びやすい形式で何の感慨も沸かないというのはある種の技巧に違いない。分かった。これを読むと脳が衰退する。積み本の山に疲れたらコレを読むべき。サプリメントライトノベルの極北。以上全て褒め言葉。

後書き―この本の中で最も有為な文章―読んでたらヤマグチノボルに対するあてこすりが書いてあって笑った。や、これは続いて欲しい。
面白かった感想⇒http://medt00lz.s59.xrea.com/blog/archives/2007/06/post_501.html

この物語は、汎用可能なセル・オートマトンである「Mathematica」を小説世界に移植しようとする試みなんだと思う。

ネタバレ全開だけど、これ読んでからだと面白いかも。