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- 作者: 相田裕
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/11/27
- メディア: コミック
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なので、若干横道。最後の方で各々義体達が「死」に対してリアクションしていくシーンがある。
ヘンリエッタは最近いないねで終わり。リコはジャンがいればいいみたいな態度。クラエスは、別に怖くなんてないわとそっけない。一番トリエラが取り乱していて、死に対するリアリティが得られない事にいらだっている。
ヘンリエッタ(もうこいつは主役でも何でも無いな…)とクラエスは横に置いておくとして、気になったのがリコだろうか。リコは、男性名詞を持つ(何巻か忘れたけどイタリア語だとリコというのは男に当てられる固有名詞なんだと)少女という、当初からその中性らしさが強調されていたキャラだが、何か今回のシーンはウソっぽいなぁと思った。というのはジャンとべたーっとくっついている間に彼女は
自然と自分が対面した「死」という事象とジャンの傍にいることを対比しているのである。今まで散々人を死に追い詰めた少女が保護者にしがみつく事を通して居場所を確認するという何か実にウソっぽくかつまた少女チックだなぁ思ったヒトコマ。こいつは白痴キャラじゃなかったのか。何か自意識を表さないのが逆にこのキャラの特徴だと思っていたので何か意外な演出だった。
最後に。前の巻でも思ったんだけど絵が乱れてるような気が。多分男性キャラがどんどんリアル志向になっているのに女性キャラだけ可愛く描かなければいけないので、整合性がとれないんだろうけどちょっとこれは…。車はクーペフィアットが新しく出てきたけどマルコーって前別のに乗ってなかったっけ。政治の話はだんだん味付け程度になってるのでそろそろ終わりかな。
参考
http://catalogue.carview.co.jp/FIAT/COUPE/latest/overview.asp
漫画は白いヤツ、だと思う。