最近の読書と出来事。

マルドゥック・ヴェロシティ冲方丁

面白かった。何か良く分からなかったけど面白かった。相変わらず間が空いてしまったのでキャラクターとそのロールはそっちのけ。政治の話は片手間にボイルドと09の落ちっぷりをミクロな視点で楽しむしかなかったけども。

PLANETS関連書籍―扉の外by土橋真二郎

PLANETS.VOL4に載っていたので買った。高度なクラス対抗騎馬戦小説としても読めるし、イマジナリー小説としても読める。正樹というキャラクターが凄く良く描かれていた。結局、空気を読まない事ニアリーイコール最強かつ最狂かつ最凶、らしい。

PLANETS関連書籍―九月病byシギサワカヤ

個人的なマッピングでは二ノ宮ひかると木尾士目の間にこの人が入る。無論最終進化すると二宮ひかるだけど、そこまで現実にソフトランディング出来ず、かつ木尾士目までオタク化することも出来ないこのもどかしさよ。サークラ的主人公が徹頭徹尾周囲にばら撒く破壊と混沌に敬礼した。精神衛生上何一つ良いことはないが、くるくると入れ替わる男性視線と女性視線の陶酔的混濁は結構オススメ。

PLANETS関連―愚痴

結局この2週間PLANETSを引きずっていたので色んな人ともマッピングとそれ以外やらで話し合ってみた。

思考の流れとしては、岡田斗司夫にはもう騙されないというふてくされ(エヴァ前後)⇒斜に構えた視線での「自分以外のオタク罵倒ツール」としての東浩紀理論の受容⇒性欲を持て余したオタク未満として漂流というのが、現在地点。

すごーく根本的に考えると、僕は絶えず動機付けに失敗し続けている。「幸せになりたくないのですか?」とか「人生に目標は無いのですか?」とか言われると、返す言葉が無いのだが、正直言うとそんなものは無く。「どうせ世の中下らないじゃないですか」というセリフが口をつくのだがそんな僕は中二病パフォーマンスから一歩も出ていないのか。いや、でもだからといって異議申し立てしたいとも全然思わない。「お前が努力しなかっから、お前は今ここで下らない存在になり下がっているんだ」と言われたらその通りですと答えようといつも思っているし。

また、絶えず「思い込みの解除」を続けているのが良いのか悪いのか自分でもさっぱり分からない。特定のバイアスから逃れる手段は身についたけど、どうも「解除」を連発し過ぎている内に今度は「解除」にとりつかれてしまっていて、「解除すべき問題」探しにやっきになっているのが今の悪い循環に繋がっている可能性も無いわけではないというか多分そうなのだ…。

で、結局「解除すべき問題」って実は自分自身なんではないの?というのがこのところの主な議題だった気がする。オチとか特にない。