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2ヶ月で消費したものをまとめてみた。とある科学の超電磁砲は最終回まで飽きなかった。また見るアニメ探さないとな…。マッドメン、ファーストシーズンを見終わった。マッドメンが飽きないのは、舞台が1960年代の話なのに、絶えず現代からのフィルターを通した話づくりであるからだ。例えばシーズン1冒頭は、アメリカ議会がタバコを不健康な習慣であると近々発表するというテーマから始まる。今でこそタバコは喫煙すら制限される程の代物だが、ドラマではタバコは健康なアイテムというのが当時の認識だった(ドラマでは殆どの出演者が喫煙している)。ドラマでは、「健康なタバコ路線」が閉ざされた後のタバコをどうアドバタイズするかにほぼワンエピソードが費やされる。オチは省いてしまうが、このエピソードは当時のアメリカでのタバコ観が良く表されている。主人公の同僚は健康なタバコ路線が絶たれたと知るとすかざずジョークを飛ばす。「じゃあ、何か?パッケージにドクロマークでも入れておくか?」(現在では実際にタバコのパッケージにドクロマークを入れている国もある)。このような、過去から現在を照射するようなエピソードを交えた脚本づくりが徹底されている。マッドメンと、上に挙げたジェームズ・マンゴールドの映画、それからクリス・アンダーソンの「フリー」、最後にビル・エヴァンズのアルバムなどなど最近めっきりアメリカづいてしまっているのは、多分トクヴィルの「アメリカのデモクラシー」を読んだからだと思う。